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エリン (HMS Erin) は、イギリス海軍の超弩級戦艦である。同型艦はない。 艦名のエリン('' Erin'') はゲール語に由来するアイルランド島の古名で、原語に忠実な発音は日本語のカタカナ表記では「イリン」、もしくは「イアリン」が近い。 == 概要 == 元来はオスマン帝国海軍がロシア帝国海軍の弩級戦艦に対抗すべくヴィッカーズ社に発注した超弩級戦艦で、当初は「レシャド5世(Reshad V:)」と命名される予定であったが、後に「レシャディエ (Reshaddieh:)」に改名された。 しかし、本艦は完成間近に第一次世界大戦が勃発したため、1914年8月1日の竣工直後、イギリスの海軍相であったウィンストン・チャーチルの指示により英国政府によって接収され、同年8月3日付で英国海軍に編入された。この行為はオスマン帝国の不堪を買ったばかりか、トルコ国民の反感をかい、同国の反英感情を盛り上げて、オスマン帝国が同盟側(ドイツ側)に立って参戦する遠因を作った。 イギリス海軍戦艦として「エリン」と改名された本艦は1914年9月に就役し、竣工後に三脚マストの頂部に新型の射撃方位盤を設置すると共に射撃指揮所の拡大、2番煙突後部に探照灯台の新設といった改装を行った。1915年5月31日から6月1日にかけて第2戦艦戦隊第1戦艦隊所属でユトランド沖海戦に参加しているが、ドイツ艦隊に対しては主砲を発砲する機会がないままに終わっている。1917年に後部艦橋の改正と7.62cm高射砲2基の設置等を含む改装を行い、1918年に2番・3番砲塔の上部に陸上機の滑走台を設けた。 第1次大戦後、1919年10月にはノア管区所属の練習艦となり、同年12月よりチャタム工廠で戦艦の砲塔操作の練習用として用いられている。 エリンは1920年の7~8月にはデヴォンポート海軍基地で大規模修理に入った。これは、当時開催準備が進められていたワシントン海軍軍縮条約において「練習戦艦」として保有枠の制限から外すことを意図していたものだが、最終的には練習戦艦としての保有枠にはオライオン級戦艦のサンダラー(HMS Thunderer)が選ばれたため、エリンは1922年5月をもって退役、スクラップとしてコックス・アンド・ダンクス社(Cox & Danks Shipbreaking Co)に売却され、同年12月19日に除籍となり、クイーンズバラ(:en:Queenborough)で1923年に解体された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリン (戦艦)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 HMS Erin 」があります。 スポンサード リンク
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